民族舞踊教育研究会の代表を40年近く務め、体育教師として生徒たちに民舞の楽しさを伝え、退職後も90歳を超えるまで精力的に民舞の魅力を伝え続けてきてくれた青木峰子さんは、2022年7月16日午後4時53分にお亡くなりになりました。享年94歳でした。民俗舞踊の本質について、私たちはたくさんのことを青木さんから学んできました。青木さん、ありがとうございました。そして、長い間、お疲れ様でした。
青木峰子先生を送る会・偲ぶ会がありました
2023年1月21日(土)
会場 和光鶴川小学校体育館
ありがとうございました 青木峰子先生
追悼文集
青木峰子先生の懐かしい写真
研究と実践報告
青木先生に寄せる各団体、個人、教え子たちからの文章、寄せ書き
民舞研と青木先生の歩み
など140ページにわたる追悼文集です
一冊 1000円(税、送料込み)
申し込みは「冊数」「氏名」「送付先住所・電話番号」を添えて下記まで申し込んでください。
なお、代金は下記口座までお振込みください。
三井住友銀行経堂支店 店番号597 普通7186650 名義 民族舞踊教育研究会
(恐れ入りますが、手数料はご本人様負担でお願いします)
青木先生が急に旅立たれてとても寂しいです。
私達きんたの会のメンバーが19年前七頭舞に出会い、七頭舞を是非覚えたいと、指導してくれる方を探していました。そして青木先生の名前が上がりましたが、民舞の指導者としてはとても有名でお忙しい方なので、教えて頂くのは難しいだろうと思いました。それでも指導をお願いしたところ、快く引き受けて下さり、私達は19年もの間青木先生に七頭舞を教えて頂くことができました。保存会のある岩手の小本にも何回か行って七頭舞を教わりました。腰を落として、大地を踏み締めるように踊ること、道具の使い方、目線等、丁寧に教えて頂きました。厳しいけれども優しく温かい先生に教えて頂き、きんたの子ども達は青木先生が大好きでした。
昨年11月の狛江市民まつりの追悼演舞では、現役メンバーに加え、OBOGも集まり、青木先生の教えを胸に、しっかりと踊ることができました。青木先生への御礼の気持ちが天国に届いたことと思います。
それから私たちは青木先生から大切な贈り物を頂きました。それは青木先生の戦争体験を聞けたことです。
是非戦争の体験談を子ども達に聞かせてほしいとお願いしたところ、快く引き受けて下さいました。当日先生は原稿を見ないで、たんたんと体験されたことを話して下さいました。自分は軍国少女だったこと、戦争は教育されたことのために起こること、東京で爆撃を何度も受け、もう終わりかと思ったが、その度に生き延びたこと、北海道の実家に帰る時、色々な人に助けられたこと等を話して下さいました。その日はきんたの会以外の太鼓仲間も参加し、先生のお話を聞くことができました。
大変な体験をされた先生に素晴らしい踊りを教えて頂いた私達は幸せ者です。
青木先生、本当にお世話になり、ありがとうございました。安らかにお眠りください。
狛江きんたの会 代表 玉田 恵美子さんより